この記事ではWindowsユーザに向けてPostgreSQLの環境構築方法を紹介します。
PostgreSQLを使ってデータベースを操作したいんだけど、どうすればできるのかな?設定が難しそう、、
このような疑問にお答えします。実はPostgreSQLの環境構築は簡単にできてしまいます!
なお、本手順ではSQL開発ツールとしてA5M2を利用します。
PostgreSQLとは

PostgreSQL(通称:ポスグレ)とはリレーショナルデータベースの作成や操作、管理ができるオープンソースのデータベース管理システムの一つです。
MySQLと人気を二分しているオープンソースRDBMSであり、システム開発の現場で非常によく使われています。
A5M2とは

A5M2とは、複雑化しているデータベース操作を支援するために開発されたソフトです。A5M2を使うと、SQLの実行、テーブル編集、SQLの実行結果取得などができます。
わかりやすいGUIでデータベースを操作することができ、多くの開発現場で利用されている人気のソフトウェアです。
環境構築手順
環境構築は以下の手順で実施します。
- PostgreSQLをインストールする
- A5M2をインストールする
- A5M2をデータベースに接続する
PostgreSQLをインストールする
1.PostgreSQLのダウンロードサイトにアクセスする
https://www.enterprisedb.com/downloads/postgres-postgresql-downloads

2.Windows x86-64またはx86-32を選択する
最新版から、お使いのPCのビット数に合わせたものをダウンロードしてください。64bitのPCを使用している私は「Windows x86-32」をダウンロードしました。
3.ダウンロードしたインストーラを起動
ダウンロードしたインストーラを選択するとセットアップ画面が起動します⇩

4.設定を進める
設定は基本的にデフォルトのままで大丈夫です。



パスワードはお好みで設定してください。A5M2のデータベース接続で使用するので忘れないようにしましょう。


LocaleはCを選択しましょう。
Localeとは「地域の言語に応じた処理をしてくれるOSの仕組み」ですが、PostgreSQLではLocaleの設定は非推奨です。Cを選択することでLocaleが使用されなくなります。


5.セットアップ完了
以下の画面が出たらセットアップ完了です!

A5M2をインストールする
1.A5M2のダウンロードサイトにアクセスする
2.Downloadボタンを押す

基本的には左の「Download」を選択してください。Windows10を使用している方のみ右のボタンからでもダウンロードできます。
ここからは左の「Vectorからダウンロード」を選択した場合の手順を紹介します。
3.PCのビット数に合う方の「ダウンロードページへ」を押す
「x86 edition」か「x64 edition」からご自身のPC似合う方を選択してください。x86とx64はパソコンのビット数を表しており、x86は32ビット、x64は64ビットです。ご自分のPCのCPUがどちらのビット数か確認して選択してください。

4.ダウンロードページに遷移するので、ダウンロードを実行
5.「レジストリに保存」を選択
A5M2のダウンロード時またはアプリ開始時に以下のような画面が出るので、推奨されている「レジストリに保存」を選択してください。

A5M2をデータベースに接続する
PostgreSQLとA5M2のインストールが完了したので、A5M2上でPostgreSQLのデータベースが操作できるように接続の設定を行います。
1.A5M2を起動して、「データベース」>「データベースの追加と削除」の順番で選択

2.「追加」を選択

3.「PostgreSQL(直接接続)」を選択
データベースの接続タイプの選択画面が表示されるので、「PostgreSQL(直接接続)」を選択します。

4.パスワードを入力後、「テスト接続」を押す
DBタイプ、サーバー名、データベース名、ユーザーIDはデフォルトで入力されている内容のままにします。同じPC内のデータベースに接続するだけなので、接続先はlocalhostで問題ありません。
パスワードはPostgreSQLのセットアップ時に設定したパスワードを入力してください。「パスワードを保存する」にチェックしておけば毎回の入力が不要になります。

パスワードを入力したら「テスト接続」を押して接続を確認します。以下のような画面が表示されればOKです。

テスト接続が成功したら「OK」ボタンを押します。
5.データベース別名を入力
データベース別名を入力する画面が表示されます。これはA5M2上で表示されるデータベース名になるので、識別しやすい名前を入力します。(デフォルトのままでも構いません)

私は「SQL_practice」と設定しました。

6.データベースの追加が完了

A5M2のホーム画面に戻るとサイドバーに追加したデータベースが表示されています。

以上で環境構築完了です!SQLでテーブル操作を行うことができます。
まとめ
この記事ではPostgreSQLの環境構築方法を紹介しました。
環境構築手順を要約するとこちらです。
- PostgreSQLをインストールする
- A5M2をインストールする
- A5M2をデータベースに接続する
これらのステップで簡単にPostgreSQLを扱えるようになるので、ぜひ試してみてください!
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