
社会人にとってプレゼンスキルは超重要ですよね?
プレゼン力がなければ、せっかくの良いアイデアや商品も評価してもらえません。

逆に言うと、プレゼンスキルが高ければ仕事を有利に進めることができるということです!
プレゼン力を上げたい方におススメな本が『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』です!
この記事の内容
- 『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』ってどんな本?
- この本から学んだこと
- 読んだ感想
『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』ってどんな本?
『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』は全ビジネスパーソンに向けたプレゼンのノウハウ本です。
仕事ではプレゼンスキルが必須です。上司への提案、報告や会議でのプレゼンのスキルが必要とされているのです。
そんな超重要なプレゼンスキルを、年200回以上プレゼンをこなす澤円(まどか)さんが詳しく解説してくれています。
澤さんのスゴイところ
- プレゼンで登壇したすべてのイベントでトップスコアを獲得
- マイクロソフト10万人の社員中12名ほどしか選ばれない「Chairman’s Award」を受賞
とんでもないですよね(笑)この人がどんなことを考えてプレゼンしているのか気になります!
この本から学んだこと

この本から学んだことはこちらです。
- プレゼンの3つのゴール
- 聴いた人がハッピーになる
- 聴いた人から行動(決断)を引き出す
- 聴いた内容を他人に言いふらしたくなる
- 3つのゴールを達成するためのテクニック
この3つの要素がこの本のメインメッセージです。3つの要素を満たすためのテクニックや考え方が1冊を通して紹介されています。
1.聴いた人がハッピーになる
プレゼンは商品の価値を伝えるのではなく、それによってもたらされる「ハッピーな未来」を伝えなければなりません。
「ハッピーな未来」を伝えることが、2つ目のゴールの「聴いた人から行動(決断)を引き出す」につながります。
本書では、Windowsのプレゼンを例に挙げていました。
ウィンドウズの価値を伝えるだけのプレゼンでは「作業時間を40%短縮できます」と、機能の価値だけを紹介しています。
一方、「ハッピーな未来」を伝えるプレゼンでは機能の価値の説明に加えて、
- 従業員が早く家に帰ることで、より豊かなライフスタイルが実現できる
- 家族との会話、趣味の時間が充実委している
- 残業代が減り、コストが削減できる
- 離職者やメンタルの問題を抱える人が減り、採用コスト、教育コストが削減できる
などといった、その先の明るい未来を伝えるのです。
2.聴いた人から行動(決断)を引き出す
プレゼンの最大の目的は「相手に行動してもらうこと」です。
- 商品を紹介するプレゼンでは、相手に購入してもらいたい
- アイデアを提案する際は、自分の案を採用してもらいたい
- 報告では、相手に理解してもらい判断材料にしてほしい
プレゼンを聞いて

このアイデアを採用しよう!
この商品を購入しよう!
今日から試してみよう!
などなど、聞いた相手に何かしらの行動を引き出すものがプレゼンなのです。
行動を引き出すために「ハッピーな未来」を伝えたり、相手を共感させるプレゼンの工夫が必要なのです。
3.聴いた内容を他人に言いふらしたくなる
プレゼンをして相手に聞いてもらっても、相手がプレゼンの内容を忘れてしまっては意味がありません。
相手がプレゼンの内容を覚え、同僚や上司に広げてもらうために「プレゼンの核」を作る必要があるのです。
プレゼンの内容を簡単に言い表すことができるメッセージです。
本書の核はこちらです。
- プレゼンの3つのゴール
- 聴いた人がハッピーになる
- 聴いた人から行動(決断)を引き出す
- 聴いた内容を他人に言いふらしたくなる
私が学んだ事そのまんまです。覚えやすく、そして内容が理解しやすいですよね。
3つのゴールを達成するためのテクニック
詳しく書くとネタバレになってしまうので、テクニックの一部をザックリ箇条書きで書きます。
- プレゼンの「ビジョン」を作る
- 「心に残る核」を作る
- スライドや動き、言葉の余計な「ノイズ」を無くす
- 「共感型ストーリー」と「脅迫型ストーリー」の両方を盛り込む
- 最初から「完璧な構成」を目指さない
- 最高の気持ちでプレゼンを終える「エンディング」
などなど...
『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』を読んだ感想

学生から社会人まですべての人が読むべき
この本は学生から社会人までプレゼンする機会があるすべての人に向けた本でした。
難しい内容は一切ないので、どんな人でも読めると思います。それでいて説得力がハンパじゃないので本としても普通に面白いです。
プレゼンに対する考え方が変わるので、普段からプレゼンし慣れている人も学ぶことが多いと思います。
高校生くらいにこの本に出会っていたらひょっとしたらクラスの人気者になっていたかもしれません(笑)
プレゼンの取り組み方が変わった
私はこれまでプレゼンに対して「相手に理解してもらう」ということしか考えていませんでした。そしてどれだけ情報をパワーポイントに詰め込めるのかを考えていました。
しかし、それでは最高のプレゼンとは程遠いことをこの本を通じて気づかされました。
- 「相手に理解してもらう」だけで終わらず「相手にどんなハッピーな未来があるのか」を伝えなければいけない
- プレゼンはあくまでプレゼンターと聞き手とのコミュニケーションの場。プレゼンの資料はできるだけスッキリさせて、プレゼンターに注目させる
このように自分の過去のプレゼンの姿勢は非常に甘かったと学びました。そして、この本を参考にこれからプレゼン力に磨きをかけていこうと思いました。
再現性が高い
この本に紹介されているプレゼン術はどれも難しくありません。ただみんな「やってないだけ」なのです。
よくノウハウ本を読んだときに「こんなのできないよ~」なんて思ってしまう方も多いと思います。
しかし、この本に書かれているプレゼン術は全てやろうとしたらすぐに行動できます。あなたのプレゼンをすぐに変えることができます。
この本は非常に再現性の高い本でした。私も実際に紹介されていた技術を活用しています。
『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』:さいごに
以上、『マイクロソフト伝説マネジャーの世界No1プレゼン術』を紹介しました。
私が紹介した内容はこの本のほんの一部です。この本には非常に多くのプレゼンスキルが詰め込まれています。
ぜひみなさん、手にとって読んでみてください。
ワカバ
目次
- 第1章 なぜ、私はプレゼンで世界トップになれたのか?
ー伝わるプレゼンの大原則 - 第2章 すべてのプレゼンは「ビジョン作り」から始まる
ープレゼンは目的ではなく手段 - 第3章 1人歩きするプレゼンの「核」の作り方
ーいいプレゼンほど人に言いふらしたくなる - 第4章 構成・ストーリーを作るために知っておくべき「基礎中の基礎」
ーいいプレゼンをするまでの下準備 - 第5章 聴き手の興味が飛躍的にアップする「構成&スライド作り」
- 第6章 ここで差がつく「話し方」の極意
ー誰も知らない「本番」テクニック