この記事では、おススメの「基本情報技術者試験の勉強法」を詳しく紹介します。
午前試験と午後試験それぞれどうやって対策すればいいのかな、、?
テキストって何がおススメなの?勉強時間はどれくらい必要なのかな?
このような疑問にお答えします!
「勉強時間・勉強法・教材」など基本情報技術者試験の勉強のあれこれをまとめました。
基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験は、経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分です。立派な国家試験です。
対象者像は「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」です。
出題内容は、IT業界で働くための基礎知識に始まり、アルゴリズムなどの論理的思考が必要とされる問題、さらにはマネジメントに関する問題も出題されます。
令和2年度から、CBT方式(Computer Based Testing)で行われています。
試験は午前試験と午後試験に分かれており、以下の形式です。

合格基準は、「午前、午後の試験両方で60%以上の得点をとる」です。
勉強時間&スケジュール

IT知識ゼロからの勉強時間の目安はこちらです⇩
午前試験:60時間
午後試験:75時間
他のウェブサイトで、「勉強時間は150~200時間必要」と書いてありましたが、効率のいい勉強ができれば短い時間でも合格できます。
スケジュールは、午前&午後の対策を30日ずつで分けました⇩
前半30日:午前試験対策(1日平均勉強時間:2時間)
後半30日:午後試験対策(1日平均勉強時間:2時間30分)
午後試験は難易度は高いので、午後試験対策の方が勉強時間は多く必要です。
基本情報技術者の勉強方法

ポイント:参考書&過去問道場の二刀流で勉強するべし!
「参考書&過去問道場の二刀流で勉強する」
これが、効率のいい勉強方法です。具体的な二刀流勉強方法は午前、午後試験それぞれのテーマの中で紹介します。
過去問道場とは?
「過去問道場」とは、「基本情報技術者試験ドットコム」というサイトの中にある、基本情報技術者試験の過去問を解くことができるサービスです。
リンク→https://www.fe-siken.com/fekakomon.php

過去問道場の活用法は記事にまとめたのでこちらも是非ご覧ください⇩
過去問道場のメリット
1.問題が豊富
午前・午後試験共に過去20回以上の試験問題を解くことができます。
2.分野を指定して問題を解くことができる
この機能によって「ネットワーク分野の勉強→ネットワークの分野の試験問題を解く」などの学習が可能になります。学習直後にその分野の試験問題を解くことによって、頭に入るスピードが格段に上がります。
3.苦手な問題、間違えた問題をチェックして解き直すことができる
ユーザ登録するとチェック機能が使えます。苦手に感じた問題、間違えてしまった問題をチェックして後で解き直すことができます。
※ユーザ登録はユーザ名、パスワードを指定するだけで非常に簡単です
午前試験対策

- おススメテキスト
- 勉強法
おススメテキスト
午前試験の勉強には、『出るとこだけ!基本情報技術者 テキスト&問題集』を使用しました。
膨大な試験範囲の中で重要なポイントをピックアップして書いてあるので、短期間で合格を目指す方にはおススメです!
午前試験の勉強方法
1.「テキストを読んで勉強→過去問道場で該当範囲を解く」を繰り返す
テキストでインプットした知識を、すぐに過去問を解くことでアウトプットします。学んだ知識を頭に定着させることができます。
学習分野を決めてテキストで学習した後、過去問道場の分野指定機能を使ってその分野の問題を解きましょう。
午前試験は過去問からの出題率が70%と言われています。過去問の正答率を上げることで午前試験の合格はぐっと近づきます!
2.覚えづらい単語をメモして、自分専用の用語集を作る
基本情報技術者試験では、覚えなければいけない用語が非常にたくさんあります。
そこで、覚えづらい用語をメモして、自分だけの用語集を作りましょう。
この用語集があれば、電車の中などを使って用語の学習をすることができます。自分が苦手な用語を重点的に学ぶことができるので、これだけで点数がぐっと上がります!

午後試験対策

- おススメテキスト
- 【問2~5】のポイント
- 【問7~11】のポイント
- 勉強法
おススメテキスト
以下の2冊がおすすめです。
・『出るとこだけ!基本情報技術者[午後]』
これは、午前試験で使用したテキストと同じシリーズです。午後試験の中で、出題頻度が高い重要テーマを重点的に学ぶことができます。前提知識+解き方+過去問の構成で、申し分ないテキストです。
・『基本情報技術者らくらく突破表計算』
これ1冊で、選択問題の表計算の分野は十分対策することができます!
【問2~5】問題の優先順位を決めておこう
問2~5は2問を選択して回答します。試験中に迷って時間を無駄にしないよう、取り組む問題の優先順位を決めておきましょう。
私の場合は、ストラテジ・マネジメント系を優先して解いていました。ネットワークなど、IT系の問題が苦手だったので…
ただし、午後試験は3問は勉強しておきましょう。予備で解くことができる問題を用意しておくことが必要です。
【問7~11】プログラミング未経験者は「表計算」を選ぼう
問7~11はプログラミング言語に関する問題で、JavaやC言語などから1つを選択して回答します。
プログラミング言語を学習していない人は、「表計算」一択です。「表計算」はExcelに似た擬似言語です。
「表計算」はExcelに似ているため、他の言語に比べて習得が簡単です。

午後試験の勉強方法
1.テキストをやりこみ、解き方を覚える
午後試験はいきなり過去問を解いてみても、太刀打ちできないと思います。
テキストには午後問題の最適な解き方が書いてあるので、まずはテキストでしっかり学習しましょう。そうすることで、午後試験の対処方法が身につきます。過去問を解くのはそのあとです。
2.過去問道場を利用し、時間を測って過去問を解く
午後問題は時間との勝負です。勉強の段階から時間を測り、素早く解くことを身につけましょう。
過去問をこなすうちに、自分に合った解き方が分かってくると思います。
私の場合は、問1を解く→問6のアルゴリズムを解く→問11の表計算を解く→問2~5の選択問題を解くという流れが最も自分に合っていました。
CBT方式の受験のポイント
1.「試験当日の流れ」をしっかり読んでおこう
CBT試験は、自分でパソコンを操作して受験します。あらかじめ操作方法や画面遷移について頭に入れておくことで、落ち着いて受験することができます。
こちらのサイトから、「試験当日の流れ」を確認することができます。
2.大事な情報にマーカーを引こう
パソコンでの受験ですので、問題用紙に書き込むことができません。午後試験は問題文が非常に長く、要点をチェックしておく必要があります。
そのときに、マーカーの機能が役立ちます。マーカーで線を引いておけば、ページを戻った際に素早く要点を確認することができます。
マーカー機能は画面に表示されているので、初めてでも使いこなせると思います。
まとめ
基本情報技術者試験は、一筋縄ではいかない試験です。しっかりと対策をして、自分なりの戦略を立てて本番に臨みましょう!紹介した勉強法やテキストは自信を持っておススメします。
その他にも、「応用情報技術者試験」の勉強法も紹介しているので、基本情報合格後に受験を考えている方はぜひこちらも参考にしてください。
基本情報受かったらすぐに!応用情報技術者試験に3か月で合格した勉強法