データベースの用語「マスタデータ」と「トランザクションデータ」を解説します。
駆け出しのエンジニアや、データベースに触れる機会の少ない方にはこれらの用語になじみがないと思います。
これら2つはどのようなデータを指しているのか、簡単にわかるように説明します!
2つの用語の意味
マスタデータ、トランザクションデータのざっくりとした意味はこちらです。
マスタデータ | データ処理を行う際の基礎となるデータ |
---|---|
トランザクションデータ | 業務に伴って発生した出来事を記録したデータ |
マスタデータ
マスタデータ(通称:マスタ)はデータ処理の基礎となるデータです。
システムを動かす前段階で準備しておくことが必要であり、それがなければシステムが機能しません。
例
勤怠管理システムの場合、社員情報(名前、所属、社員番号など)
販売管理システムの場合、商品情報(商品名、価格など)
マスタデータは頻繁な変更や更新がないため、静的なデータと言われます。
トランザクションデータ
トランザクションデータ(通称:トラン)は業務に伴って発生した出来事を記録したデータです。
システムを使っていくとどんどん蓄積されていきます。
例
勤怠管理システムの場合、勤怠記録(どの社員が何時に出社して難事に帰宅したか)
販売管理システムの場合、販売実績(どの商品が売れた日付、売れた個数など)
勤怠記録や販売実績はシステムを使っているとどんどん増えていきますよね。マスタデータと対照的に、頻繁にデータが更新されるため動的なデータと言われます。
まとめ
この記事ではマスタデータとトランザクションデータの解説をしました。
これらのデータの違いはこちらです。
- マスタデータ…データ処理を行う際の基礎となるデータ
- トランザクションデータ…業務に伴って発生した出来事を記録したデータ
最後まで読んでいただきありがとうございます。