この記事では3級を受けずに簿記2級に4か月で合格した勉強法をご紹介します。
簿記2級が欲しいから3級は取らなくてもいいんだよね、。でもどうやって勉強すればいいのかわからない…
短期間で2級を取得する方法を知りたい!どんなスケジュールで勉強すればいいの?
このような疑問にお答えします!
この記事を読めば以下のことがわかります。
- 勉強時間の目安がわかる
- 4ヶ月の勉強内容
- 効率よく点数を上げるポイント
簿記2級に興味がある人はぜひ最後まで読んでみてください!
私は知識ゼロから4か月で簿記2級を取得することができました。独学でも計画的に勉強すれば合格できます!

4か月のスケジュール&勉強時間

勉強スケジュールがこちらです。
- 1か月目
簿記3級の勉強
勉強時間:約40時間 - 2か月目
簿記2級【商業簿記】の勉強
勉強時間:約62時間 - 3か月目
簿記2級【工業簿記】の勉強
勉強時間:50時間 - 4か月目
過去問、予想問題を解く
勉強時間:約80時間
総勉強時間:約232時間
このように、1か月単位で大きく区切ってスケジュールを立てていました。学習前にはこのくらいザックリでいいので学習計画を立てておきましょう!
学習計画はモチベーションの維持にもつながります!
1か月目~3か月目までの勉強(基礎固め)

- 1か月目
簿記3級の勉強 - 2か月目
簿記2級【商業簿記】の勉強 - 3か月目
簿記2級【工業簿記】の勉強
学習のポイント
復習を欠かさない
1か月~3か月目の勉強は簿記知識の土台作りです。膨大な知識を頭に詰め込む必要があります。そこで大事なのが徹底的な復習で、学んだ知識を頭から逃がさないことです!
後述しますが毎日の勉強の最初に復習を行っていました。短期間で合格レベルまで引き上げるには知識を定着させる復習が欠かせません。
簿記3級の勉強は1か月で十分
簿記3級の勉強は1か月で十分です。2級の勉強まで続けて行う場合は、3級を完璧にする必要はありません。
2級のテキストを読んでいれば3級の内容が何度も登場するので、3級の知識がある程度頭に入っている状態ならば、そこで3級知識を定着させることができるのです。
3級の勉強時間が短くて済むメリットがあるのです!
商業簿記⇒工業簿記の順で勉強
2級の勉強は、「商業簿記⇒工業簿記」の順で学習することをおススメします。
理由は、商業簿記の方が難易度と配点が高く、早めの学習が得点アップにつながるからです。
早めに勉強しておけば、商業簿記が全然理解できなくても勉強時間を増やすなどの調整が簡単にできます。理解に時間をかけられるのです。
一方、遅めに勉強を開始してしまった場合は勉強時間を増やして巻き返すことができません。
早めに勉強しておけば、難易度の高い商業簿記も合格レベルに引き上げることができます!
使用テキスト
テキストは何を使ったの?
テキストは「スッキリわかる」シリーズを使用しました。簿記知識ゼロだった私も、このテキストのおかげで楽しく簿記を理解することができました!
- 簿記のベストセラー
- 図や表を用いた丁寧な説明で、サクサク読み進めることができる
- テキスト・問題集一体型で、この一冊だけでレベルアップできる
勉強方法
テキストの「1日にこなす量」を決めて勉強する
長期間にわたる勉強では学習計画を立てておくことが大切です。やみくもに毎日勉強するのではなく、やることをしっかりと決めておけばモチベーションが保たれ勉強が長続きします。
私は月ごとの勉強計画から逆算して、テキストの1日にこなす量を決めていました。
例えば、簿記3級は全119パートあるテキストを1か月で勉強し終えなければいけないので、復習する日も考慮して1日5パート勉強していました。
前日の学習内容を復習
毎日の勉強の最初には、前日に学んだ内容を5~10分程度復習します。こうすることで、学んだ内容を忘れにくくなります。
前日に解いた練習問題をもう一度解いたり、解説を読むだけでも十分効果があります。
苦手・覚えづらい内容はメモ
簿記の試験範囲はとても広いです。自分にとって覚えづらい内容は全てメモしましょう。そうすることで、手軽に苦手部分を復習することができ、知識の穴が無くなります。
電車の中でメモを見て復習していました!
4か月目の勉強(試験直前)

- 4か月目
過去問、予想問題を解く - 1か月の勉強時間:約80時間
ひたすら実践問題を解く1か月
最後の1か月で実践問題をひたすら解き、点数を合格点+10点にまで引き上げます。
この1か月でいかに多くの問題を経験し、解き方を覚えることができるかがカギになります。
簿記2級の試験は、問題のパターンは決まっています。
問題 | 科目 | 出題内容 | 配点 |
---|---|---|---|
問題1 | 商業簿記 | 仕訳問題 | 20 |
問題2 | 商業簿記 | 帳簿や勘定記入など個別論点 | 20 |
問題3 | 商業簿記 | 財務諸表・精算表 | 20 |
問題4 | 工業簿記 | 仕訳・勘定記入など | 20 |
問題5 | 工業簿記 | 原価計算 | 20 |
できるだけ多くの問題パターン、仕訳パターンを網羅することで合格の確率はぐっと上がります!
使用テキスト
・『合格するための本試験問題集』
こちらの問題集は「問題別の対策パート」と「本試験演習」に分かれています。これ1冊で、苦手な問題の解消、本番を想定した演習のどちらもできる優れものです!
・『あてるTAC直前予想模試』
こちらは最新の試験や出題区分に基づいた予想問題が収録されています。実際に本番で予想問題に似た問題が出題され、助けられました。
また、付録の仕訳カードが便利で、電車の中で手軽に仕分けの勉強ができました!
本番直前の勉強法
時間を意識しながら試験問題の経験を積む
最後の追い込みです。確保できる時間をすべて使って問題を解きます。本番と同じ状況にするために、必ず時間を測るようにしてください。
1問にかけられる時間は少ないので、「得点できる問題」と「スルーすべき問題」をしっかり判断できるようにしましょう。
特に、問題3は難しいのでこの判断力が必要になります。私は問題3は「半分得点できればいい」と割り切っていました。
解き直しを忘れない
解けなかった問題はチェックして、後で必ず解き直しましょう。そうすることで苦手な問題を徐々になくすことができ、試験でどんな問題が出題されても対応することができます。
私はできなかった問題に付箋をし、3日後に解き直すようにしていました。
自信をもって本番に臨みましょう!
私は、4か月の間毎日欠かさず勉強してきたことで、「どんな問題が出ても大丈夫」という自信がありました。
なぜかというと、徹底的に苦手な部分を復習して、穴のない簿記2級の知識を身に着けることができていたからです。
短期間で勉強するときは、いかに学んだことを忘れないでいるかということが大事だと思います。ぜひ紹介した勉強法を参考にして、簿記2級の合格を勝ち取ってください!応援しています!
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